‘藤原京子’ カテゴリーのアーカイブ

藤京人形の綱渡りの向こう側

2009 年 3 月 29 日 日曜日

utteの登録クリエイター “藤京人形”の藤原京子さんが、横浜ZAIMで展示会を開いています。

藤原京子 ぬいぐるみ人形展
○○春の夢○○
ZAIM別館307号室
2009年3月27日〜31日まで。
アクセスはこちらを。

ひさしぶりに(とういうほどでもないですが)お会いする藤京さん。いつものように、かろやかでしなやかでニコやか。でも今回の展示では、人形作家として、なごやかな雰囲気を創りあげるアートだけでなく、上質の空間なで創る技が研ぎすまされていました。作品ともども素晴らしい展示。とてもよかった。

わたし的に彼女の作品を観る視線は、人形のかもしだす雰囲気であり、ほっとするカラーコーディネイションであり、局所・細所の細やかな技でありなのですが、今回の展示はそれに増して、“人形インスタレーション”が生きている。

そこにいる人形に動く個性が加わっていて、ざっと眺めても、じっくり目線でも楽しいのです。たとえば“綱渡りする人形”。

彼女によれば「この展示室の窓から見える、まるでニューヨークのアパートメントのような背景がぐっときて、どうやって展示しようか、ずいぶんと考えた」 それがよくわかる展示。

ある意味、綱渡りするモチーフは彼女自身かもしれない。目もつむって「ええい!渡ろう!」と“創造の向こう岸”に歩いてゆく。彼女は勇気がある人だから、だいじょうぶ。向こう側には藤京人形世界のたおやかさが待っている。“ブランコ”や“回る人形”展示も楽しい。31日まで。


(ウッテリエ郷)

utte、くらし、アート、デザイン

2009 年 2 月 15 日 日曜日

デザインにはくらしを変える力がある。くらしを新しく創る力もあれば、いままでのくらしをすっかり“破壊する”力もある。どちらも人間が生きていく上で必要なことなのである。

数日前の“マーケティング・ブレイン”(郷の個人ブログ)にこう書いた。わたしにとって礎になることばなので、utteのブログでも触れておきたくて引用しました。

【utteウエブサイトの改善】
cherryさんと日々紡いでいるutteのウェブサイト。クリエイターさんとその作品はそろってきましたが、販売の方もコンテンツ面でもまだまだ道半ば。毎日いや毎時間のように「ああしようか」「やってみよう」「PVが伸びたな」「郷さん、リンクおかしい(笑)」という感じで運営しています。

たとえば作家さんの作品一覧ページの作成。cherryさんが笑顔のアーティストRIEさんの作品一覧を作った。30数点の作品群、サムネールでも迫力はあります。RIEさんの作品は他のサイトでも扱いがあるけれど、utteでの取り扱いが一番充実しています。TVにも取り上げられるし。

わたしはデザイン書家平田美記さんの作品画像を、600×600ピクセルでブログにも掲載しました。墨の濃淡まで見えます。彼女は海外で評価される芸術性があるので、英文解説もつけます。今まで書にはあまりない展示画像もつくります。今週中にやります。

おふたり以外の方々のサイトも、順次充実させています。彼ら彼女らの作品へのひたむきな情熱をutteはもっとちゃんと受けとめないといけない。そう思って日々反省、日々改良、日々評価、です。

utteというビジネスの改善】
商売ぽくてイヤな言いかたですが、“ビジネスモデル的”にも改善が必要なこともあります。マーケティング的には「ターゲットは絞って明確に」がプリンシプルですが、今は消費環境変化もキツいので、価格帯・顧客層は少し広げていきたい。人形作家の藤原京子さんの作品紹介には「ご質問をお電話でも受けます」という説明を加えました。お客さま層のことを思ってのことです。

作家さんへの作品企画提案。これも一度にはできないのですが、日々考えて企画を練っています。自転車に乗っているときある帽子のアイデアをひらめいて、スケッチを書いて帽子デザイナーの山之井美穂さんにメールしました。「ゲラゲラ笑っちゃいました!」と返信がありました。カタチ的に制作はむつかしいかな〜と言われましたが、気長に待ってます♪

法人への提案も消耗品的なノベルティ制作提案はしません。もっと“utteにしかないもの” “utteのクリエイターでしかやれないこと”を企画・提案していきます。

マーケティング・ブレインを読んでくれている方はご存知ですが、わたし自身はモノ書きも少ししています。書いているテーマはマーケティングです。大企業の取材は好きになれませんが、起業家や独立している方々にインタビューするのが何より好きです。力をもらえるし、ヒントをもらえるし、何よりその話しに感動するから。

もっとひたむきになろう。彼らにくらべりゃ何もしていない。

商売としてあと2度ほどブレイクスルーがないと、たぶんいっぱしにはなれないだろうな。でもまずは“このサイトは楽しいな” “こんなに驚きがある” “手にしてみたい” そう思ってもらえるようがんばります。

【くらしクリエイティブ のプロ】
utteの標語は“くらしクリエイティブ”。これどういう意味?と聞かれることがあります。“くらしを創造性豊かに”、まあそんな意味ですが、くらし=実用主義、クリエイティブ=アート、そんなアンビバレントな関係を込めています。

くらしクリエイティブ=実用性、エスプリ、笑いとか驚きとか感動。そんな作品が一方にあり、もう一方にはアートやデザインの力で“昨日までの自分を壊してゆく”があります。自分の殻を破壊することもクリエイティブです。utteがクリエイターの世界観も売りたい、というのはこんな意味があるからです。

破壊するなのだから「くらし“ディストラクティブ(destructive)”という標語もいいね」とcherryさんに言うと、止められました(笑)。

わたしたちは画商じゃないし雑貨屋でもない。でも“くらしクリエイティブのプロ”になれる。いつもそう思っています。今日はutteのことを正直に書いてみました。