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クリエイター:岡村奈奈(nanea) ウエディングプランナー
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岡村奈奈(nanea) ウエディングプランナー ウエディングは、“幕の向こう側”から始まっている。 |
作品世界のキーワード
結婚式っていいものです/Life is Sweet
自己紹介
音楽が好きで、コンサートの裏方に憧れて学生時代を過ごす中、 「拍手・笑顔・涙」という共通性で職業としてウエディングに興味をもち そのスペシャリストになりたいと思いました。
欧米では、自分たちの理想の結婚式を叶えるため、まず初めに自分たちに合うウエディングプランナーを探すそうですが 日本ではまず「会場」を探します。 経験がなくデリケートな問題をプロに相談できる環境についてあまり知られていません。 特定の会場に属さないフリーランスのウエディングプランナーが極少数いることもあまり知られていないと思います。
結婚や結婚式が選択肢の1つとなっている現代において それらがたのしみなこととして選択されるような、本当に良いイメージになるように、 またウエディングプランナーが1つのかっこいい専門職として見てもらえるといいなと思って仕事に取り組んでいます。
すべてのカップルとたくさん話し合い、一緒に悩み、一緒に喜んでいきたいし、 1組でも多く、本当に心が温かくときめくようなウエディングを体験してもらいたいと思っているんです。
H P http://www.nanea.jp
ブログ http://naneab.exblog.jp/
経歴
1977年 東京生まれ
音大卒業後、結婚式場などの婚礼施設に勤務
2005年よりフリーランスとして活動
ウエディングプロデュースのほかにも専門学校講師、メディア出演、商品企画、ブライダルイベント企画演出など多岐にわたる活動を展開している。
社団法人日本ブライダル事業振興協会(BIA)認定コーディネーター
IWPA Japan 認定ウエディングコンサルタント
IWPA(国際ウェディングプランナー協会)英国国家認定プロフェッショ ナルウエディングプランナー
クリエイター x ウッテリエ インタビュー
ナネアなウエディングのひととき
ウエディングは、“幕の向こう側”から始まっている。
結婚式と披露宴。幕が開き、幕が閉じるまでのたったの数時間。「今日の式、よかったね」「楽しかった」と出席者たちが帰り途で語りあうステージには、愛し合うふたりの「こうしたい」という、率直な気持ちが反映されているものだ。
カップルは“ゼクシィ情報”でアタマがいっぱいになる。出席者、招待状、衣装、料理、花、ウエルカムボード、引き出物、音楽、司会…あれもこれもやらなきゃ、と思いがちである。だがフリーのウエディングプランナーのnanea(ナネア)こと岡村奈奈さんは、形式を追うばかりではなく、ふたりのホンネ、一番たいせつにしたいことを出発点にする。だからホンネをウエディング・カウンセリングで“話させてしまう”。
「どうしてそんなことが必要なの?」彼女はカップルに問いかける。
カップルたちは、それが必要な理由を事細かに力説して、奈奈さんを説得しようとする。奈奈さんは「ほんとうにそれでいいの?」とたたみかける。やがてカップルはポツポツと、式でほんとうに伝えたいこと、忘れられない出発点、許し合える間柄をつくったエピソード、これまで言えなかった両親への感謝の気持ちを語りだす。
“ふたりのテーマ”を軸にして展開すれば、楽しくて時間があっという間に過ぎる舞台ができる。独立から4年で40組にのぼる式をプロデュースしたナネアさん、幕の向こう側で“ナネア”(ハワイ語で“ほっとして楽しいとき”の意味)をプランする演出家である。どうやってその技を身につけたのだろうか。
ルーツにあるのは“おっかけ”。
音楽好きの中学2年生のころト音記号に恋をした。高度な即興テクニックと派手なパフォーマンスで一世風靡したインストゥルメンタル・バンド『G-クレフ』だ(ト音記号=treble clefがグループ名の由来)。89年から94年までの活動期間に合計8枚のアルバムを出し、『五右衛門ツアー’90』を皮切りに『G感ツアー』『WORLD TOUR IN JAPAN』(日本だけのワールドツアー)など、94年の『Dear Friends Tour』まで、毎年コンサートを開いた。
彼らを追って、高校生ひとりでビジネスホテルに泊まり、移動のため時刻表の達人にもなった。だが地方公演や地方のラジオ出演など、こぼれることもある。そんなときはビデオやテープを他のファンと交換する。そのために、なんと全都道府県に文通相手を持っていた。手紙マナーも会得し、郵便料金を安くあげる方法にも精通した。
「線をはみださない」などおっかけルールを守りつつ、開演が7時なのに2時や3時から会場付近をウロウロ。コンサートが終わっても、いつまでも客席にただずんでいた。舞台を眺めてこう想った。
「“ルーツ”はどうか省いてください」と奈奈さん。でもおっかけルーツを書かずには話しが進まないのです(笑)。
幕が開く前、何がおきているんだろう?
幕が閉じた後、何がおきているんだろう?
音楽とおっかけと舞台裏への興味が三重奏となって、音大をめざした。楽器はクラリネット。レッスンにも精を出した。だが高校2年生のある日、衝撃の二文字のニュースをクラリネットの先生から聞いた。偶然にもG-クレフを知っていた彼が口にしたことば、それは“解散”だった。5年に渡るおっかけが終わるときが来た。一時間のレッスンの開始10分後に聞いた哀しいニュースだった。
「一生の中で、もっとも長い50分でした」
それでも舞台裏に興味を持ち続けた。大学在学中、音楽グループのレコーディングや楽器セッティングなど、音楽ビジネスに関わった。着付けや色彩の知識も得て、自分の適性をじっくり考えた。ひとつしかない。幕が上がり、幕が閉じるまでの舞台だ。音楽との出会いから始まった14歳のハローワークは、ウエディングという晴れ舞台のプランナーに結びついた
【一度はガッツポーズを】
大学卒業後、老舗の結婚式場で丸2年ウエディングを学び、その後レストランウエディングでは、たったひとりで年に63組の運営一切をやり遂げた。2005年1月1日、ウエディングプランナーとして独立。海外では目立つフリープランナー、日本ではごく稀な存在である。
だが2005年頃のウエディング市場、追い風とは言えなかった。式数は減少、結婚式=美味しくない・楽しくない・高いという悪いイメージが広がっていた。出席者が「今日は楽しかったね」と言ってくださる式をめざしたい。それを彼女はこう表現する。
「一度はガッツポーズ、それが目標なんです」
テーマにあった仕掛けや演出がピタッとくる。会場が沸いてひとつになる。そんな瞬間、企画を一緒に考えた新婦と、会場で遠く離れた奈奈さんの目と目が合う。新婦が小さくガッツポーズ。手でできなければ目くばせで“やったね!”を伝えあう。その瞬間を創りたい。
選曲はiTunesに収める620アルバムから(not曲数)。2分30秒のバルーンリリース、最後のひとつが見えなくなるまでに、どんなサビのあるBGMを流すか、100曲聴いて決めるほど。
ある式で入刀のとき、選んだ曲がミラクルのようにどんぴしゃだった。ピアノのリズムが清々しい愛の曲。“La da da da, la da da, la da da♪ Zak and Sara”のメロディがはまった。以来、式のある朝にはこれを聴く。音楽だけでなく、ウエルカムボードのデザインを選び、季節外の花も取り寄せ、テーブルクロスの色・柄に選択眼を光らせる。
カップルもスタッフも、幕が開くまでやることがたくさんある。でも幕が開けば、ナネアなひとときが待っている。
(uttelier go 2009.04.30 2500文字)3つの質問
- ウェディングプランナーになるための最大の投資は?
- 人に会う時間とお金
- ウェディングのプランニングでこだわっていることは?
- 元気でいること、何でも話せる相手(理解者)になること、ゼッタイ裏切らない存在になること。
- スランプになったときはどうする?
- ひたすら考える、 「今できること」「今すべきこと」を見つける。
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