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クリエイター:平田優介 画家
作品世界のキーワード/Keyword of Art Work
奇遇と緩急 / unexpected modulation
作品一覧/Art works
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自己紹介/self introduction
時にファンタジーで時にミステリーで時にハードボイルドに。
一つの世界に縛られないドラマチックな世界それがflexible-artだ。
Fantasy at times, mysterious in another time, then hardboiled.
The world is changing dramatically like stage settings. This is “flexible-art.”
経歴/carrier・
1977年生まれ
2000年 グラフィックデザインをメインにCDジャケットやポスターデザインなどを手掛ける。
2005年以降 表現の場をキャンバスに変え油絵を再開。現在も創作活動を続ける。
たまにサックスも吹く。
Born in 1977.
Started graphical design for liner notes and poster design from 2000 with a pen tablet.
Re-started oil-painting since 2005 with paintbrushes.
occasionally plays a saxophone.
クリエイター x ウッテリエ インタビュー
好きなら見失うことはない。
「アースガーデンだから、ああいう人も来るんだな」わたしはこう呟いた。
utteはこの春先にイベント“アースガーデン冬”に出店し、そこでクリエイター作品を販売した。ブースを離れて会場内をうろうろしていたわたしは、入場ゲート近くで“ああいう人”を見かけた。背が高くて細いシルエット。黒い帽子からずんずんと長い髪がおりて、ヒゲをたくわえて、そこから身体もおりてきている。足元は編み上げのブーツできゅっと。ちょうどこんな人だ。
アースガーデンは地球環境保護やエコをテーマに、手作りやクラフトを推進しようというイベント。良いことだけれど、一般的な世間サマからすれば“変わっている”人が集うイメージがまだまだある。そこにこんな男性が現れたので、図らずもわたしも世間サマの心武装をしてしまい、“ああいう人”と呟いてしまった。
実は彼はutteが登録のお願いをして、アースガーデン冬で逢いましょう!と約束をしたクリエイターの平田優介さんだった。別の日に場所をutteのオフィスに変えて、お話をうかがった。
【パンとザリガニとキャバレーからの再出発】
「2005年に“絵”を再開したんです」 今が生涯で一番髪が短いという彼はこう話しだした。
この作品『パンとザリガニとキャバレー』には平田さんの2005年までの半生が詰まっている。誕生、生きざま、生活を一枚の絵に封じ込めた。パンは日常生活や“食いぶち”を表し、ザリガニは小石川植物園で釣り上げた幼少時代の体験。キャバレーとは大人の男女だという。フム、愛や結婚とはキャバレーなのか。たしかに売れっ子は席から席に飛びまわって愛想を振りまき、男は娘に熱をいれて囲おうって思う。かなり似ている。
この作品、発表も販売も前提ではない。かといって趣味という雰囲気でもない。シュールな独自の世界観と表現がある。なぜ彼は絵を再開したのだろうか?
「アタマのアトリエの在庫から溢れて、追いつかないから」
手で描く前に彼は電子ペンで絵を描いていた。2000年頃からCDジャケットのデザインを多数手がけた。ジャズの独立系レーベルからの依頼。絵筆ではなくパソコンとペンタブレットを使って描いた。“デジタルはキレイ過ぎる”から、わざと曖昧な線を作ってアナログテイストを出した。それが彼なりの音楽絵画表現だった。 だがペンタブレットでは手間がかかり、アタマのアトリエの“在庫処分”にとても追いつかなくなった。これはもう手を使って描くしかない。だから再び絵筆を握った。
【花のウラに見えるもの】
モノ心ついた頃からずっと絵を描いていた。ぐれていた中学時代でも美術クラブだけは真面目にやった。あるとき課題が出された。花の写生。植物を描くのは美術のイロハ、静物画の入門だ。クラブの生徒たちは細密に描いたり、自由に描いたりいろいろだったが、共通していたことがあった。みんな花を斜めであろうと正面であろうと、前から観ていた。だが平田さんだけ違った。
彼は花をウラから描いた。
裏側から写生した花の作品は、クラブの先生から褒められて、コンクールに出品された。日本国内のコンクールを勝ち抜き、海を越えてドイツのコンクールまで運ばれた。作品は戻ってこなかったが手元に賞状が届いた。(原文ママは聴いたママですが、後日談でこの絵はルーブルに飾られたという)
そこから彼の絵画観、いや世界観が変わった。“Visionを変えよう”。視点を変えて独自の絵画世界を創る。注目したのが地べたを這うアリだ。アリの眼から世界を観るとまったくちがうvisionが生まれるはずだ。
作品『メアリ』の女を見つめよう。見つめられてみよう。すると眼に見えてきたのはアリだった。
眼とアリの“奇遇”な組み合わせ。あるキツいマスカラの女の“眼ヂカラ”に圧倒された。まばたきからアリがこぼれてくるのが観えた。だが眼以外の部分では、割と緩やかに描かれている。肌、髪、口元、あご・・・全体がイエローのストリームで緩やかに描かれ、眼の部分で急にタッチが変わる。ジャズやロックの演奏の転調のように聴く者を揺らす効果。
緩やかなタッチの流れに、奇遇な組み合わせ。平田Visionを構成するポイントがありそうだ。余談ぽく聴きだしたが余談ではなかったのが、彼が漫画『スラムダンク』信者だったことだ。このAll Time masterpiece(時代を超えた傑作)には、バスケットプレーヤーたちの斬新な構図が多数ある。余談の余談だが、主人公桜木花道のデビュー戦に、“桜木ビジョン”というエピソードがある。彼が試合で緊張のあまり、小さな視界しか見れなくなった状態。
“平田Vision”は桜木ビジョンとちがって、アリの眼で人間世界の構図を再構成する見通しの広さがある。
【好きなら見失うことはない】
そして作品『愛情の縫合』はかなり大胆だ。
雄鶏におっぱい!シュールだなあ。黄身は旨そうだと呟いてもいい。待てよ、雄鶏は“うふふな結合”なのか?有精卵は子どもだな?と頷いてもいい。どう解釈してもいいけれど、卵のカゴと雄鶏を結ぶ“赤い糸”を見逃すとまずい。“親子のつながり”や“親のエゴ”に想いをはせ、結合とは何なのか?とだんだん平田ワールドの深みにハマっていく。
「好きなら見失うことはない」
平田Visionのまなざしで、彼はそう語った。
3つの質問
- クリエイターになるための最大の投資は?
- 絵具とお酒。
- 作品制作でこだわっていることは?
- 色彩と音楽。
- スランプになったときはどうする?
- スランプになった事がない。
特別注文について
関連項目
- クリエイター:仲島未野 画家・イラストレーター
- 『すず』:仲島美弥
- 『死が彼の中に入った』:仲島美弥
- 『Man in a glass』:仲島美弥
- 『明るい空の見える部屋』:仲島美弥
- 『道』:仲島美弥
- 『森の精』:仲島美弥
- 『レキシントンの幽霊』:仲島美弥
- 『コタロー』:仲島美弥
- 『aurora』:仲島美弥
- 『メアリ』 B5 フレーム付/『Mary』 B5 with frame:平田優介
- 『メアリ』 B5 /『Mary』 B5:平田優介
- 『メアリ』 A4フレーム付/『Mary』 A4 with frame:平田優介
- 『メアリ』 A4 /『Mary』 A4 :平田優介
- 『メアリ』 B4フレーム付 /『Mary』 B4 with frame:平田優介
- 『メアリ』 B4/『Mary』 B4 :平田優介
- 『パンとザリガニとキャバレー』 B5 フレーム付/『Bread, crawfish and cabaret』 B5 with frame:平田優介
- 『パンとザリガニとキャバレー』 B5 /『Bread, crawfish and cabaret』 B5 :平田優介
- 『パンとザリガニとキャバレー』 A4フレーム付/『Bread, crawfish and cabaret』 A4 with frame:平田優介
- 『パンとザリガニとキャバレー』 B4フレーム付/『Bread, crawfish and cabaret』 B4 with frame:平田優介
- 『パンとザリガニとキャバレー』 A4/『Bread, crawfish and cabaret』 A4 :平田優介
- 『パンとザリガニとキャバレー』 B4/『Bread, crawfish and cabaret』 B4:平田優介
- 『パンとザリガニとキャバレー』 A3フレーム付/『Bread, crawfish and cabaret』 A3 with frame:平田優介
- 『パンとザリガニとキャバレー』 A3/『Bread, crawfish and cabaret』 A3:平田優介
- 『愛情の縫合』 B5フレーム付/『Suture of Love』 B5 with frame:平田優介
- 『愛情の縫合』 B5 /『Suture of Love』 B5:平田優介
- 『愛情の縫合』 A4フレーム付/『Suture of Love』 A4 with frame:平田優介
- 『愛情の縫合』 A4/『Suture of Love』 A4:平田優介
- 『愛情の縫合』 B4フレーム付/『Suture of Love』 B4 with frame:平田優介
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- utte focus Vol.8 BONJOUR CHOC!/衝撃よ こんにちは
- 『愛情の縫合』 B4/『Suture of Love』 B4:平田優介
- 『脈』 A4フレーム付/『Beat』 A4 with frame:平田優介
- 『脈』 A4/『Beat』 A4 :平田優介
- 『シークレットナイト』 A4フレーム付/『The Secret Night』 A4 with frame:平田優介
- 『ムセイ』 A4フレーム付/『Musei』 A4 with frame:平田優介
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- 『脈』 B4/『Beat』 B4 :平田優介
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- 『脈』 B3/『Beat』 B3 :平田優介
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- 『シークレットナイト』 A3/『The Secret Night』 A3 :平田優介
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- 『シークレットナイト』 B3/『The Secret Night』 B3 :平田優介
- 『ムセイ』 A4/『Musei』 A4 :平田優介
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- 『ムセイ』 B4/『Musei』 B4 :平田優介
- 『ムセイ』 A3フレーム付/『Musei』 A3 with frame:平田優介
- 『ムセイ』 A3/『Musei』 A3 :平田優介
- 『ムセイ』 B3フレーム付/『Musei』 B3 with frame:平田優介
- 『ムセイ』 B3/『Musei』 B3 :平田優介

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写真と掛け軸の“合体アート”。
メアリの目に宿るものは・・・。