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クリエイター:裕姫(ゆひ) 書家

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裕姫(ゆひ)/Yuhi, Calligrapher

張りがあり、伸びやかで、でも原点を忘れない、5品から7品の作品候補を書いた。ひとつが選ばれ、その一文字に200枚を費やした。書は、書くほどに良くなるから。これだなと思う5枚ほどから、ひとつを選んで納めた。まさに世界に一文字。

作品世界のキーワード/Keyword of creation

心やわらぐ筆文字

作品一覧/works

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自己紹介

書家 裕姫(ゆひ)と申します。書や筆文字のオーダーにお応えしています。
伝統を大切にしながら、心がほっとするような作品をつくっていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

HP http://www.yuhisato.jp/   ブログ http://ameblo.jp/pym/

経歴

1970年 生まれ
1976年 書道を始める
1999年 師範免許取得
2000年 日中蘭亭書法交流展出展(北京 故宮博物院)
2001年 日中蘭亭書法交流展出展(成都 四川省博物館)
2002年 日中蘭亭書法交流展出展(抗州 浙江西湖美術館)
2003年 無鑑査免許取得
2004年 日中蘭亭書法交流展出展(天津 南開中国書画研究院)
2007年 日中蘭亭書法交流展出展 (鄭州 河南博物院)
2008年 池袋コミュニティーカレッジで商業書道を専攻
2008年 筆文字専門サイト「筆文字かぐや」を開設

クリエイター x ウッテリエ インタビュー

世界にただ一文字の贈り物

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書を手もとにおく人の心から考える。その方がどんな人なのか。どんな生きかたをしてきたのか。どんな気持ちで過ごしたいのか。贈りものときには、さらに贈る人の気持ちまで想う。“和んでくださいね” “ほっとしてね”。

書道紙へ、自分の心を高めてゆく。やがて手もとにおく人、贈る人、そして書家 裕姫(ゆひ)さんの心が、書道紙の上で結びつき合う。文字の解釈を深めてすっと気持ちが高まり、筆に心がやどる。白い紙の上に字が創られる。

【世界にたった一文字の贈り物】

004_1078r.jpg 「200枚くらい書くときもあります」

“新”という文字を書いたときのことだ。ある新聞社の新社屋落成祝いとして贈る書のご依頼をお受けした。新聞社という文字を扱う会社にふさわしい、品のある文字にしたいと思った。ご依頼主の著書から、贈る会社への愛情を感じた。インテリアプランも聴き、環境から浮かない文字を想った。

張りがあり、伸びやかで、でも原点を忘れない、5点から7点の作品候補を書いた。ひとつが選ばれ、その一文字に200枚を費やした。書は、書くほどに良くなるから。これだなと思う5枚ほどから、ひとつを選んで納めた。まさに世界に一文字。裕姫さんの作品はこうして生まれる。

裕姫さんは葉書大や色紙のサイズから、大きなサイズの作品まで、文字も続き文字の行書や草書だけでなく、篆書体など古文字も書く。題字も詞も書くけれど、やはり一文字の作品表現 (たとえば“新” “香” “楽” “月”)が素晴らしい。

【公的資格を礎に自立】

書家への道のり、書道を習いだした小学校1年生、6歳の頃からだ。だが生涯の“師匠”との出会いは転校して5年生になったとき。

毎週土曜日、夕方の4時から8時まで、先生の書道教室に“入り浸った”。書を習いつつ先生のお話しもじっくり聴いていた。自分の悩みもたくさん聴いてもらった。先生との書道時間が好きだった。中学生以降はさぼることもあったけれど、ほとんどの土曜日は先生と一緒だった。だからデートも日曜日だけの女の子だった。

エレクトーン奏者になりたかった時期もある。宝飾卸の勤めのOL時代には、ジュエリーデザイナーを目指したこともある。どちらもその気はあったが、一貫して書は続けた。音楽のリズム感と創作マインドを書にも活かしつつ、7年かけて書道無鑑査の永久資格をとった。

師範を経て無鑑査の資格を取得するまで、約3,000枚の紙を費やした。公的な資格と“デザイン書道”の表現。公的資格の礎がなければ、今の仕事はできなかったという。

【起業塾が転機に】

書で自立ができるだろうか?それを確かめたくて、トレンダースの経沢香保子さんが主宰する『女性起業塾』に参加した。書と自分に、あらためて向き合った。講師の先生からはもちろん、塾に参加する同期生も「あなたはできる」と励ましてくれた。だんだん欲がでてきた。やれそうな気がしてきた。

感謝をこめて起業塾の卒業式、書を経沢さんにプレゼントすることにした。文字は彼女のお名前の“香”。差し上げるととてもよろこんでくれた。

「ブログに載せたいので、裕姫さんのブログのURLを教えてください」 経沢さんは言った。

起業塾では、自分表現のためにブログを書くという課題があったが、裕姫さんは文章を書くのはと苦手意識から書いていなかった。これはたいへん!と大急ぎで自分のブログを作り、3日後に開設した。

004_1043_2.jpg ブログを開いてみると、ありがたいメッセージをもらった。今ではたくさん読者を集めて、優しいコメントも多数寄せられる。書道教室に入れてくれた母に、温かい言葉をいただいた書道の先生に、そしてこれまでアドバイスや応援をしてくれた人たちすべてに感謝の気持ちが溢れた。

筆文字で自分表現をしたいという想いが裕姫さんの転機となった。今「筆文字 かぐや」で、商業用筆文字や、インテリア用書作品などを受注する。

【裕姫さんの“一文字”】

食べるのも忘れ、寝るのも忘れて書き続ける。書体によっては、立って中腰の姿勢で書く。そんな彼女を表す“一文字”は何だろうか。

 ご自身に伺うと好きな字は“和”。なごむ、和らぐ、仲がいい、日本の伝統の和を表すから。自信を無くしていたときに、知人からもらったのは“一歩ずつ”ということば。“進”という字にも背中を押される。

.jpg 「筆文字かぐや」のイメージカラーは緑で、成長力や無限の繁栄を意味する竹の色。筆文字ロゴの幸雲(こううん)は、幸せを願うという意味の形。

彼女を表す一文字、わたしは“結”もいいと思う。一期一会な出会いを書で結び、書のある空間とほっとする気持ちを結びつける。結(ゆい)は裕姫に通じる一文字。

(2008年10月27日 uttelier G)

3つの質問

クリエイターになるための最大の投資は?
書道のお稽古にかかった費用。
作品制作でこだわっていることは?
お客様に心から喜んでいただけるよう、受注後にはできるだけ多くのサンプルをご用意し、お客様の好みを確認しながら、作品をつくります。
スランプになったときはどうする?
書けない時というのは、無理に書かずに、ひたすら部屋の掃除をしています。そのうちに頭がすっきりしてきて、書けることが多いです。

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