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クリエイター:筆文字Salon華尚(平野牧美) 書道家

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筆文字Salon 華尚(かしょう) 書道家

「文字は意識して書くときれいになるんです」と“日本一教え方のうまい”先生は語る。「だからどうやって意識させるかがたいせつね」

作品世界のキーワード

心豊かなライフスタイルを筆文字で。

作品&サービス

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作品『一心不乱』 作品『舞』 作品『笑』
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『法人指導者グループ研修』 『ペン字・筆文字レッスン』  
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自己紹介

6歳より書道を始める。師範取得後、更に漢字文化、古代文字、日本伝統のかな文字などに魅了される。
それらの文化を研究していくうちに、壮大なるロマンを感じ、生命エネルギーを文字からもらう。
書家として歴史ある文字文化を伝え継承していくことが重要だと思い、
書道教室や作品を通して伝道していくことを発心し書道サロンを設立。
サロンでは、古典書道の教育とともに、生きた文化として普段のライフスタイルに活用できる幅広い
書道レッスン(お礼状やインテリア書など)と、筆文字や押し花などを使ったコラボ作品などの
依頼を受けている。コラボ作品は、お祝いやウェディングボードとして喜ばれている。

HP http://salonkasho.web.fc2.com/  
ブログ http://ameblo.jp/kashosalon/

経歴

全日本書芸文化院 理事
筆文字サロン華尚 設立
(財)松戸国際交流協会 会員
日本書道美術院展 入選
東京銀座画廊美術館 社中展
銀座ギャラリーG2 グループ展
喫茶ギャラリー日向ぽっこ 個展
在ベルギー日本大使館 富士山展 出展
池袋コミュニティーカレッジ 商業書道専攻

クリエイター x ウッテリエ インタビュー

心の引き出しが書道でいっぱいになる

「誰でもきれいな字は書けます」

書道家の華尚(かしょう)こと平野牧美(ひらのまきみ)さんはそう語りながら、小筆をとって「辶」“シンニョウ”を美しく書いた。そして辶の文字の構造をタテに3分割する細い線を引き、左の“へん”のにょろにょろの部分を四角く囲んだ。「へんは飛び出しちゃいけません。飛び出すと文字としてバランスが悪くなります」。

012_2.jpg シンニョウは右に折れ左に折れながら、にょろりと降りてゆき、いったん静止で方向転換、すっと右に流れる文字だ。バランスがやっかいものだ。それが華尚さんの手にかかると、美しい姿勢でにょろりが収まり、伸びやかな足どりでシンニョウが歩いてゆく。そういえばシンニョウの語源は“歩く”という意味なのである。

華尚さんの書道家への道、まさに“辶”のようだ。「辶」の“へん部”のようなくねくね道があった。古典文化を学び、古典文字を極めて師範を取得した。漢字だけではなく、かな文字もペン字もトータルでマスターした。

【“季節の押し花展”をきっかけに】

陶芸家、書家、声楽家を輩出したアート系の家系に生まれた華尚さん、母はオートクチュール縫製もしていた。だから書道を習うのも自然のなりゆき。6歳、小学校への入学と同時に地元の先生についた。

先生からは書くことだけでなく漢字の奥深さ、古典のおもしろさを学んできた。結婚後も書道は続け、師範をとって生徒に教えたいとも思うようになった。

古典書道は続けたい。だがそれ一本でいいのか?という疑問もあった。なぜなら世の中が書道からデザイン書道や筆文字に流れていたからだ。パソコンがますます普及し、グラフィックデザインにも漢字が増えていた。そんな思いが募っていた7年前、『季節の押し花展』があった。

実家の母は縫製の仕事をやめたあと、押し花講師の資格を取得。美しい花を求めて花の栽培まで手がけて、いつしか展示会を開くようになった。

012_3.jpg そして『四季の押し花展』でのこと。母が「展示会の玄関に飾る看板、書で書いてくれない」というのだ。華尚さんは、試しに半切に書いてみた字を渡した。すると本番の書はこれからというのに、母はその半紙に押し花をどんどん貼ってゆくのだった。それを会場へ飾った。展示会がその看板で華やかになり、来場者からの問い合わせが殺到した。(当時制作したときの写真)

c012_interview-04.jpg 「この案内が欲しい!」という声が聞こえてきた。「押し花の書のカードやボードをつくって」という声に応えて、母から押し花を習い“押し花書”の制作を始めた。
最初の頃は無料で差し上げていたが、試しに値段をつけてみると受注ができる。押し花がきっかけになって“プロ”への道が拓けた。

【トータルなデザイン書道家へ】

その後漢字だけでなく、かな文字もペン字もトップクラスの先生についてマスターした。トータルで書けてこそプロだという想いからだ。漢字しか書かない書道家にもかな文字やペン字を教える。そして書道を手がける中で、ある想いが強くなってきた。それは古典書を今に伝えること。

「文字は幾何学であり、方程式なんです」

そもそも漢字は△や○や□で意味を表わす。へんやつくりやかんむりがそれぞれ役割をもち、方程式として文字をつくる。どこが全体の何割を占めるか、飛び出してもいいかどうか、紀元前千年前からの篆書(てんしょ)を始めとする漢字の長い歴史の中での決まりごとがある。書家はそれをきちんと伝えてゆく使命がある。たんなる文字デザインではダメなのだ。

012_5.jpg 先人の創造、魂、想いを伝えていく。先人の書の奥にあるものに触れて、自然に出てくるもの-それは「ありがとう」ということば。その気持ちを伝えたくて、書道だけでなく中国の漢字や漢文、文学古典や美術まで勉強をしだした。教えることが深まっていった。

【文字は意識して書くときれいになる】

大人や書道のプロにも教える華尚さん、子どものレッスンでは書だけを教えない。「手を汚さない」「部屋を汚さない」といった作法も重視。“漢字ひと文字の贈りもの” の指導もある。年始に干支の一文字を感謝の気持ちをこめてご両親に、暑中見舞いをご祖父母に会うときにお手持ちにさえる。いわば心の作法のレッスンまでも。彼女の書道教室は、ことばの起源から学べる楽しい教室である。

c012_interview-05.jpg 実は私自身、彼女のペン字体験レッスンを受けたことがある。たったの2時間で驚くほど字がきれいになった。

「文字は意識して書くときれいになるんです」と“日本一教え方のうまい”先生は語る。「だからどうやって意識させるかがたいせつね」

意識させること、それは“心の引き出し”を開けることと彼女は言う。心の引き出しが書道でいっぱいになったのはまなちゃんである。彼女は小学校2年から華尚さんに学んできた。今春小学校を卒業し、中等部と高等部の一貫教育の学校に進学。だがひとつ問題があった。進学する中学校には書道部がなかったのだ。

「小学生最後のレッスンでまなちゃんがこう言ったの」華尚さんは上を向いて言う。

“私が行く学校は、中等部に書道部がありません! だから私は書道同好会を作ります。 これからも 更に書道の腕を磨くことに専念していきたいと思ってます”

まなちゃんは卒業文集にもこう書いた。「私は小学2年のときに、自分で習いたいと思ったわけでなく、母の勧めで書道を始めました。筆も硬筆も上手くなりました。でも普段の文字が上手ではありません。なぜなら意識して書こうとしてないからです」

こうして華尚さんの指導でまたひとり、“しんにょう”の心をもった人が育った。

012_6.jpg 先人から学ぶことも多いけれど、生徒からも学ぶことも多い。文字は過去から未来へ、生命力を受け継ぎながら人を育て、人に育てられていく。長い道のりを毎日歩きながら、普段の生活の中で文字を楽しく“意識して”書くことが広まっていく。それが筆、墨、書を生きた日本文化として伝えていく華尚さんの使命である。

(2010年6月 2008年インタビューに加筆、修正 uttelier G)

3つの質問

クリエイターになるための最大の投資は?
時間と人脈。
作品制作でこだわっていることは?
真心。
スランプになったときはどうする?
古典書を無心に書く。自分がやるべきものが見えてくる。

特別注文について

書道家の華尚は、商業的筆文字、押し花とのコラボ作品、ウェディングボードなどの特別注文を承ります。

【商業的筆文字】
お品書きから店舗の看板やロゴ、企業ロゴや印刷物など
商業系の筆文字制作をお受けいたします。
漢字・ひらがななど文字や文字体のご要望、媒体、事業の
内容などご要望をお寄せください。

【書道研修サービス】

「企業・団体対象の「指導者グループ向研修」
(新入社員研修担当者向けに、筆文字・ペン字の研修を通じて、
研修の心がまえを伝授いたします)
「新入社員向けペン字・筆文字レッスン」
「社会人向けペン字・筆文字レッスン」
「トークショー、パフォーマンス書道」

【押し花と書のコラボレーション】
書と押し花の華やかなコラボ作品をお創りいたします。
パーティやイベント、展示会の看板に。
結婚式のウェディング・ボードや銀婚式、金婚式の思い出に。
押し花は永年変色しない加工が可能です。
用途やサイズなどご要望をお寄せください。

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